キキ
留学するってどんな感じ?
まだ留学したことない人にとっては、留学自体がどんなものなのか、なかなかイメージできないと思います。
実際、僕もそうでした。
分からないことがありすぎて、不安だらけ。ちんぷんかんぷん。
今回は、当時の僕のような、あなたのそんな不安を解消すべく、僕が留学で経験したことをできる限りすべてぶっちゃけます!
「もっとあなたに留学の実体験を詳しく知ってもらいたい!良かったこと。苦労したこと。英語のこともぜんぶ含めて」
そんな思い全開で書きました。
「聞いてくれ!僕のアメリカ・ロサンゼルス留学体験のすべてを!」
それでは、いってみましょう!
アメリカへ留学しようと思ったきっかけ
すべての始まりは高校3年生のときに、学校でふと見かけた留学のポスター。
行き先はアメリカ。
それまでは留学するなんて夢にも思ってませんでした。
でも周りが大学進学に向けて一生懸命になっているなか、こんな思いが僕の頭の中に芽生え始めていたのです。
「せっかく一度きりの人生なんだから、これからは、人とは違う体験をしていきたい!」
「今から、なにかを変えていかないと!」
アメリカ留学前の準備
そう思ったら、いても立ってもいられなくなり、学校のポスターに載っていた留学斡旋会社へ連絡していました。
留学に必要な手続きを行うサービスを提供している会社
留学斡旋会社の留学プログラム
僕が使った留学斡旋会社には2つのプログラムがありました。
- ロサンゼルスの短期(2年制)大学への入学
- サンフランシスコの4年制大学への入学
最初は4年制大学への入学を希望していたのですが、留学会社の人から
「短期大学の授業料は4年制大学より年間で100万円近く安いよ」
「あとアメリカの教育システムとして、短期大学を卒業すると、4年制大学への編入が出来るよ」
と教えてもらい、出来るだけ留学費用を抑えるために、まずは短期大学から入学することにしました。
ロサンゼルス短期大学への入学プログラム
以下が実際に留学斡旋会社がサポートしてくれたプログラムの内容です。
- 短期大学への入学資格の取得
- 留学の手続き代行(ビザや航空券の手配など)
- 3週間の英語研修
そして、僕が支払った料金はなんと、
100万円!
ものすごく高額ですよね。
でも、当時の僕は自分でいろいろと調べる知識がなく「これぐらいが妥当な価格なんだろうなぁ」となんとなく納得していたんです。
あとで友人から「俺は留学の手続き、全部自分でやったから、全然お金かからなかったよ!」なんて聞いた時は、さすがに泣きそうになりました。
アメリカ留学中の出来事
シトラス・カレッジ(短期大学)へ入学
「よっしゃー!アメリカじゃー!」
いよいよ留学生活の始まりです!
僕が最初に入学した学校は、『シトラス・カレッジ』というロサンゼルス中心部から車で30分ほど離れた短期大学。
「英語での授業、さまざまな国の人々、新しい文化」留学当初に味わった感動は今でも忘れません。
なにもかもが新鮮で、とにかく見るもの触れるものすべてが刺激的でした。
アメリカ留学生活での異変
アメリカへ来て、1ヶ月が過ぎたあたりから、大学生活にもだいぶ慣れてきます。
そして、すこし余裕が出てきたとき、異変に気付き出します。
大学内に、日本人留学生がすごく多かったのです。
大学の大通りを歩けば、必ず日本語が聞こえてくるという脅威の日本人率!
そして僕の生活も、毎日毎日、学校以外はほとんど日本語を使って生活する日々。
最初に思い描いていた留学生活とは、程遠いものでした。
まさに「Oh My God!」です。
自分の英語力も思っていたほど伸びていないのがすごく不満になってきて、もっとより良い学習環境を求めて転校を決意します。
フラトン・カレッジ(短期大学)への転校
そして転校先として選んだのが、オレンジカウンティー(OC)にある、『フラトン・カレッジ』という短期大学。
転校する前に、しっかりといろいろな短期大学の下調べをしただけあって、今回の短期大学は僕にとって大当たり!
もう天国です。
「やっと、アメリカに来たぜ!」という感じ。
日本人の少なさもそうなんですが、それぞれの教育設備、そして食堂まで
「ここが本当にシトラス・カレッジと同じ学費なのか!?」
と思うぐらい、すべてが僕にとって輝いていました。
ちなみに、この大学ではずっと英語を使って生活することができました。
『フラトン・カレッジ』で飛躍的に英語を伸ばすことができたのですが、
同時に、英語がトラウマになるような、ものすごくつらい体験をしました。
詳しくは以下の記事で語っているので、もし良かったらぜひ!
⇒『アメリカ留学中に英語ができないことで味わった挫折とそこから得たもの』

そしてやっと、山あり谷ありだった短大生活を終えて
- Associate Degree(短期大学卒業証明)
- Transfer Credit(4年制大学への編入資格)
を無事に修了。
短大卒業時には、以下の2つのオプションがあり、
- 4年制大学への編入
- OPT(詳しくは後ほどご説明しますね)
どちらにしようか悩みに悩んだ結果、OPTという道を選択しました。
OPTプログラムの利用を決意
OPTって何?
OPTとは ”Optional Practical Training” という留学生が合法的に1年間働けるアメリカ政府公認のプログラムのことです。
1つの教育過程を終了するごとに、OPTを利用する資格が与えられます。
1つの教育課程とは、たとえば、短期大学を卒業した時点で1回、4年制大学を卒業したら、もう1回という感じです。
OPTを利用した理由
OPTを選んだ理由として、僕は短大にいた頃からビジネス専攻だったということもあり、
「教科書で勉強するよりも、アメリカで実際のビジネスに関わりながら勉強したい!」
という思いを強く持っていました。
だからOPTは絶好の機会!
しかも合法的に稼げるし、まさに一石二鳥!やったぜ!
このプログラムを使って1年間、移民法律事務所で働きました。
そして、OPT終了後に4年制大学へ編入します。
カリフォルニア州立大学フラトン校(4年制大学)への編入
ようやく4年制大学、『カリフォルニア州立大学フラトン校』へ編入。
ちなみに、この学校もオレンジカウンティー(OC)に位置しています。
そして大学では、マーケティングと情報システム、そしてコンピューターサイエンスを専攻しました。
編入したての頃は「よっしゃー、大学最後の2年間は思いっきり楽しむぞー!」
と意気込んでいたものの、いきなりとんでもない勉強量に襲われます。
よく「アメリカの大学は卒業するまでが大変!」といいますが、「こ、こういうことだったのか!」とようやく実感。
後ろから飛び蹴りくらったような感覚でした。
今でも、友達と一緒に図書館に引きこもって徹夜で勉強していた日々を思い出します。
そんなこんながあり、勉強の成果もあってか大学在学中には「5つのアカデミック・オーナークラブ(成績上位者に加入が認められる)」に所属することができ「奨学金」も3度受け取ることが出来ました!
以上が僕のアメリカ大学の留学体験談です。
そして、いよいよ、ここからは僕自身の留学を振り返って「良かったこと、苦労したこと、英語のこと」をお話ししますね。
アメリカ留学を体験して良かったこと
1)自分の世界観が広がった
僕が留学先として選んだロサンゼルスは「人種のるつぼ」と呼ばれています。
世界中さまざまな国の人たちが居住しており、街を歩いているだけでも、いろいろな異なる文化が目に飛び込んできます。
そして、もちろん学校にもいろいろな国出身の留学生が在籍していました。
僕が留学して1番良かったと思えることは、彼らと話している中で「日本では考えられない文化や習慣」を知ることができたこと。
この経験を通して、外国に対する偏見がなくなり、どんな人にも尊敬の心をもって接することができるようになりました。
これは留学でしか得られない、本当に貴重な体験だと思います。
ロサンゼルスの魅力に関して、別の記事でたっぷり語っています。
もしロサンゼルス留学を考えていたら、ぜひぜひ見てください!

2)より積極的な性格になった
僕自身もともと日本にいた頃は、すごくシャイでした。
クラスの中で何か発表するときにも、毎回手に汗握る思いをしていたのを覚えています。
僕がどのくらいシャイだったかは、別の記事で書いているので、良かったらご覧ください!
⇒『過剰に人の目を気にしていた僕がアメリカ留学のおかげで自由に生きる術を手に入れた!』

ただアメリカでは「正しいとか間違っているとか関係なく、自分の意見を言うことを良しとする考え」があり、学校でも普段の生活でも、とにかく何か言わないと相手に押し負けてしまいます。
そんな環境にいる中で、僕自身も
「なるほど!間違っていても、とにかく自分の意見を言うことが大事なんだ!」
と思うようになり、今では積極的に自分の意見を言えるようになりました。
3)クリティカル・シンキングという能力の向上
「クリティカル・シンキング」とは、論理的に物事を考えて伝える力で、アメリカの教育ではこの能力がすごく重要視されています。
実際にアメリカの大学では、プレゼンテーションやディスカッション、さらには論文を書くという機会が多くあります。
その中で、自分の意見をいかに論理立てて説明できるのか、というのがクリティカル・シンキングです。
僕自身、留学するまではクリティカル・シンキングなんて勉強したことなかったし、なんのこっちゃ全く分かりませんでした。
でも大学生活を通して、だいぶ自分の考えを論理立てて説明できるようになり、同時にプレゼンテーション力やディスカッション力を高めることができました。
アメリカ留学を体験して苦労したこと
1)留学費用の高さ
僕は留学って素晴らしいって思うし、できるだけ多くの人に体験してもらいたい!というのが心からの願いです。
ただ、留学にかかる費用は決して安くありません!
僕の経験では、短期大学の1年間の授業料は約60万円。
4年制大学だと、約150万円掛かりました。
大学に在学中は、できる限りお金の負担を減らすため、生活費を節約したり、成績を上げて奨学金を貰ったりといろいろ工夫したのを覚えています。
アメリカへ留学すると、アルバイトができないので、どれだけお金を節約しながら生活できるかが重要です。
別の記事で、『学費を節約してアメリカ大学へ入学するオススメの方法』について話しているので、もしご興味あったら見てください!
⇒『4年間200万円の学費を節約してアメリカの大学へ入学するオススメ方法』

また、留学費用の他にも、移動手段や日本人について、ぜひロサンゼルス留学前から知っておいてほしいポイントを別の記事でまとめました。
情報満載になっているので、もしよかったら、ご覧ください!

2)留学の目標をしっかり立てておけば良かった
僕の留学した理由が「これからの人生で、人と違う経験がしたかったから」
留学の目標なんて、何もありませんでした。そして、これには、あとから後悔しました。
アメリカの大学って、いつでも自由に専攻を変えることができて、好きな授業を受けることができます。
つまり、専攻を変えるのも授業を取るのも、生徒の自由なんです。
だから、自分の目標を持っておかないと、あまりに自由がありすぎる分、迷うんです!
迷って、あっちこっちいろいろな授業を取って、いろいろな専攻を試していると、今度は大学の卒業が遅れてしまいます。
卒業が遅れると、留学期間が延びるので、その分の留学費用が掛かります。
僕も面白そうな授業をいくつか受講したので、卒業時期が少し遅れてしまいました。
留学前に「なんのために留学するのか」を考えていたら、もう少し学校生活をスムーズに過ごせていただろうなと思います。
アメリカ留学を通しての英語のこと
1)英語が出来ないからって留学を恐れることはない!
よくYahoo知恵袋などで
キキ
英語が出来ないんですが、留学しても大丈夫でしょうか?
という質問を見かけます。
結論から言うと、
留学で大事なのは「留学しようとする気持ち」であって、たとえ今、あなたの英語力が低くても、それは留学してから伸ばせばいいんです!
自慢でもなんでもないですが、僕だって、ほとんど英語が出来ないまま留学しました。
留学斡旋会社の人にも
「もう少し英語の勉強したほうがいいですよ!」
なんてアドバイスされるぐらい、低かったのです。
それでも、アメリカの短期大学を卒業出来て、そして4年制大学に在学時には、アメリカの企業でインターンとして受け入れてもらえるほど、英語力を伸ばすことができました。
英語が出来るとか出来ないに関係なく、あなたの「留学へ1歩踏み出そうとする気持ち」を大切にしてください。
ちなみに、アメリカの大学で必要とされる英語力に関しては、以下の記事でガッツリ説明しています。
⇒『アメリカの大学に留学するのに必要な英語力とは?【卒業生が語る!】』

2)英語力を伸ばすには留学中であっても自主学習が絶対に必要!
僕は留学する前、
「留学さえすれば、ラクチンに英語力はぐんぐん伸びていくんだろうなー」
と思っていました。
この考え方は、50%正解で50%間違いです。
たしかにアメリカで学校に通って、普通に生活しているだけで、ある程度までは英語力が伸びました。
でも、ただただ普段の生活に身を任せているだけじゃ、英語力の伸びに限界があります。
しっかりと英語力を伸ばし続けていくためには、自主学習が絶対に必要です。
1つ、例を使ってご説明しますね。
たとえば、あなたは学校でテストの成績を伸ばしたくて、塾に通います。
そして、塾に通っただけで、実際にテストの点数が上がりました。
「でも、もっともっと点数を上げていきたい!」
そのためには、学校で習ったこと、塾で勉強したことを、自分でもう一度見直すことが必要になります。
そう、自主学習です!
留学中に英語力を伸ばし続けることもまったく同じで、自分で机に向かって「英語の本を読む」や「新しい単語を覚える」などの自主学習が大事になってきます。
3)大学留学は英語力の向上が目的ではない!
アメリカへ出発する前、留学斡旋会社の人からこんなことを言われました。
「いいか、アメリカの大学へ留学するのは、英語を勉強するためじゃないんだよ。大学の勉強をするために行くんだからね。」
正直、これを聞いたとき
「え?何言ってるんだ、この人。海外へ大学留学=英語の勉強じゃないの?」
と思いました。
でも今なら、
あの言葉がどんな意味だったのか、ハッキリと理解できます。
大学留学って、英語以上に学べること、学ばなければいけないことが山ほどあります。
- 日本にいたら絶対に分からないこと
- アメリカの大学でしか、学べないこと
こういったことを体験するために大学留学をするのです。
英語力の向上はおまけみたいなものです。
あなたがアメリカ大学への留学を希望しているなら「英語を学ぶために、大学留学したい!」ではなく、「アメリカで映画を学びたい!」のような、明確な目的があると、あなたの留学生活がスムーズになること間違いなし!です。
まとめ
僕のアメリカ留学体験談は、いかがでしたか?
留学は人生なので、十人十色です。1人1人に違った目的、違った体験があります。
僕の体験談も、あくまで1つの例として受け取っていただければと思います。
ただ、この記事を通して
「留学ってこんな感じなんだ!」
と、あなたに少しでも伝わったら、嬉しいな!と思っています。
この記事の著者Takaについての詳しくは、以下のリンクからご覧ください。
⇒『Takaのプロフィール』
Taka
Stay awesome and have an awesome day!
[…] 僕の『プロフィール』や『アメリカ留学体験談』を読んだ方はもうご存知だと思います。 […]
[…] ⇒『僕のアメリカ・ロサンゼルス留学体験談』 […]